住宅ローンの残債が583万円になって感じること

 半年に1回、住宅ローンの返済のお知らせが届くのですが先日、昨年末時点の返済状況が届き改めてみると残債が583万円となっていることに気づきました。
(2018年5月時点での考察です。)

契約した住宅ローンは

 借入金額が1,400万円で返済期間20年、10年固定金利の2%でした。当時は2%は結構な低金利でしたがその後はもっと下がりましたので結果的には変動金利で借りたほうが良かったことになります。

 当時は今のように金利動向とか良くわかっていなかったので『金利が低い今だ』という感じでした。今だったら金利を決める長期国債のチャートから今後の金利状況を見極めて変動金利を選択、金利が上昇する気配を見せたらローンの見直しを柔軟に行っていたと思います。

 返済期間が20年で借り入れたのが平成18年(2006年)6月ですので昨年末で11年半、半分以上は経過している事になります。

 残債も583万円と借入が1,400万円でしたので残り41%、順調に元本が減っていることになります。

返済期間設定の理由

 住宅ローンは最長で35年まで組めます。当然ながら長く組めば毎月の支払いの負担は少なくて済みますがその分、元本の減りが遅いです。毎月の支払いに占める利息の割合も多くなるのも避けたいことでした。

 ちなみに、毎月約5万円を支払っているのですが利息分は約7千円ですので14%が利息となります。住宅ローンの場合、半分以上が利息と言うのは良くあることなのでこの程度の利息なら条件は良いと思いますがそれでも毎月7千円の利息は高いな~と感じます。

 契約時が38歳でしたので20年後だと58歳。60歳前に終わらせるよう20年にしたのが大きな理由です。

 最長の35年で契約して60歳の定年になったら退職金で一括という考え方もあるでしょうが退職金は不確かなものですし(絶対にもらえるとは限らない)不確かなものを絶対に返済しなければならないものの原資にするのは危険と考えたのです。

 また、利息率が高くなるのも嫌でした。毎月払っているのに元本がなかなか減らないというのは寂しいように感じるのです。

 この辺りは性格によるものやお金に対する考え方の違いだと思います。35年ローンを組むという選択肢を選んだ方を否定するものではありません。

支払い終了時の年齢は計算したい

 支払い終了時の年齢は計算したほうが良いと思うのです。あまりに無謀な借入は金融機関が承認しないでしょうが一般的に完済時の年齢上限は75~82歳までというのが多いようです。

 完済時を80歳とすると60歳を過ぎて20年もの長期間のローンがあるというのは精神的にも辛いような気がします。

 現役で働いているような方や会社の経営者のように安定して収入源がある方は良いですが年金から払っていくような事では大変でしょう。

当初は10年で繰上返済する予定でしたが

 偉そうなことを言っていますが私は10年で繰り上げ返済して完済してみせると意気込んでいたのです。返済原資としては投資による利益によって。ちょうどFXを始めたのも住宅ローンを契約した後でしたし、投資を簡単に考えていたものだなと今となってはあきれる思いです。

 今は少し考えが変わって、『1年でも早く完済する』という考えから、『低金利(2%)で借りられるんならこのままで良いんじゃない。それよりも今しか出来ないことにお金を使おう』という風に変わってきています。

 もちろん、投資で利益を出してという考えは変わっていません。この先も勉強は続けて生きたいと思っています。