県民共済住宅のオプション 10年間での進化

 県民共済は標準仕様で十分暮らせるだけの設備はありますがそれでも自分好みにカスタマイズするために金額の許す範囲でオプションを導入したいものです。

 県民共済住宅では毎年、オプションの見直しが行われておりオプションだったものが標準仕様へ格上げされたものもあります。
 
 以下は私が交渉した時に提示されたオプションの値段になります。価格は2006年当時のものですので現在では変わっているものもあるので参考にして下さい。

県民共済住宅の基本はオプション無し

 設計士との話を通して感じたのですが、なるべくオプションは使わせたくないような雰囲気がありました。よくよく話を聞いてみると県民共済住宅では安く供給するために設備を大量発注しています。

 県下でも1,2位の施工実績のある県民共済住宅ですのでメーカーも他では考えられない値段で卸してくれるそうです。
 大量の在庫を常に抱えているのでこれらを早く償却しなければいけない。そういった理由で設計士に対してもオプションを勧める事は控えているようです。

 電動シャッターオプションはスリット無で3万円

 窓のシャッタ-は一般的なハウスメーカーでは1階のみ標準、2階はオプションというのが多いですが県民共済住宅では手動シャッターなら標準で全部の窓に付きます。
 電動シャッターはオプションでスリット無しだと1ケ所につき3万円,スリットありだと1ケ所につき8万円でした。

 

2階の洗面台はオプション

2階に洗面台を付けるとオプション扱いになりメーカーによって
アサヒ衛陶の場合:65,700円
LIXIL(INAX)の場合 :98,200円

値段の違いはサイズの違いと思います。アサヒ衛陶は750mm,LIXILは900mですのでスペースが許すならLIXILの方が使い勝手が良いです。

 1部屋2枚ドアはオプション扱い

県民共済住宅では1部屋に付1ドアが標準ですが我が家では納戸にドアを追加しました。(2)が追加したドア

納戸は通路とウォークインクローゼットの間にあるのですがドア追加により通路側からもクローゼット側からも取り出せて利便性向上とともにデッドスペースを無くすことができました。
追加したドアはオプション扱いとなり金額は59,800円。

外壁のレンガ,タイルはオプション

 県民共済住宅の外壁は標準でサイディングまたはALC板になっていますが妻はレンガまたはタイルに出来ればしたかったのです。理由は見た目にきれいだから。
 設計士にレンガまたはタイルが可能か聞いてみたところレンガは不可,タイル(レンガタイル)はオプションで可能とのことでした。

 但し,タイル工事には1階部分だけで概略100万円,2階も含めると200万円位追加になるとの事。(あくまで目安)高価すぎるので却下となりました。

 

 一般のハウスメーカーではオプションだが県民共済住宅では標準仕様のもの

 2Fトイレ

一般的には2階のトイレはオプションになるようです。私が他の工務店で見積もりを取った時のオプションは18万円でした。

 腰壁

腰壁とはこういったものです。(工事中の写真)

私は県民共済住宅を建てるまで知りませんでした。玄関から部屋に向かうまでの通路が腰壁になっているのですが高級感があっていいです。これが標準仕様というのは素晴らしい。

 基礎の御影石

 基礎に御影石が貼ってあるだけで県民共済住宅だなと分かってしまいます。普通、基礎に石を貼ろうなんて考えません。
 基礎の部分はコンクリートむき出しなのでやはりあるとスマートというかいい感じに見えます。

 2台のエアコン

 当時一番驚いたのが6畳用、10畳用各1台のエアコンが標準だということ。普通、あり得ないでしょう。この2台のエアコンは13年経った今でも現役で使用中で、さすがに劣化が激しくそろそろ買い替え時かなと考えています。

 昔はオプション、今は標準仕様のもの

 我が家の建築当時はオプションでしたが現在は標準仕様になっているものもあります。

 全窓にLow-Eガラス

 当時は複層ガラスが標準でLow-Eガラスはオプションでした。私が全窓をLow-Eガラスにしたいと言ったら設計士はちょっと驚いていました。あまりこういう人いないんですね。
 当時のオプション価格は一式で25万円と高額。これが今は標準だなんて羨ましい限りです。

 

 浴室1.25坪

 浴室の仕様は標準で1坪、オプションで1.5坪となっており我が家は標準にしています。現在は1.25坪が標準になっているようです。
 1坪でも一人で入る分には十分ですが子供が小さいときは一緒に入ると少し手狭には感じていました。1.25坪だと子供と一緒でも快適に入れそうです。

県民共済住宅のオプションまとめ

 県民共済住宅の最も大きなメリットは価格の安さであり、この安さの理由は設備/材料の大量仕入れによるものですのであまりにオプションを多用するとメリットが薄れてしまいます。

 基本は標準仕様で固めて拘りの部分だけオプションにするのが県民共済住宅との上手な付き合い方だと思います。