県民共済住宅での外壁劣化の経緯をまとめて見ようと思う

 先日、2018年3月11日に外壁塗装の契約を交わしてきました。シリコン塗装で10年以上は持つとされていますが現在の外壁も県民共済住宅で新築時は10年持つと思っていたのですが実際はそうでは無かったです。外壁塗装について家の契約時の書類を調べ振り返ってみました。

県民共済住宅新築時の外壁塗装仕様

 県民共済住宅で新築したのは2006年8月。今月で11年7ケ月経過しています。
外壁の異変に気づいたのが2013年の夏。新築してから7年後ですが南側の壁に小さな横亀裂が見られ触ってみると若干ですがチョーキングと言われる現象が見られました。10年は持ってくれると思っていたのでショックだったことを覚えています。

 その後、外壁の防水機能も無くなって来て今では雨が降ると水にぬれた部分の色が変わり染みこんでいるな~というのが分かります。

 防水機能が無くなったからでしょう、北側の壁には苔のようなものが生えてきており貧乏くささを表しています。

 新築当時の県民共済住宅の契約書を見ると
塗装剤:BeニューストンSi(アクリルシリコン)
色:BST-46(吹付塗装)1液、水性(カタログより抜粋)
2層塗り(1層;防水 2層:色付け)

 家を購入するときは色々決めることが合ったので外壁だけを考える時間も無かったです。今考えれば吹きつけ塗装よりもローラーで塗る方式のほうが長持ちするようです。

 また、2層塗りだったんですね。今回の外壁塗装は3層塗りですのでこれだけでもずいぶんと違うような気がします。

物置を解体、外壁の違いにびっくり

 新築をした時にホームセンターで買ってきて自分で組み立て据付した物置、私の下手な組み立てのせいでドアの開閉がうまくいかず物凄く使い勝手が悪かったです。(最後の方はほぼドアが閉まらない状態)

 これ以上使いたくないという気持ちと今回の外壁塗装を機に処分しようと考え解体を行いましたが物置があった部分の外壁の違いに驚きました。

 解体前の写真を撮り忘れたのでbeforeは無くafterのみの写真。

 色が変わっているので物置があった場所が良く分かります。私は物置を置いたことで色が変わったと思ったのですが嫁さんが『物置のあった場所が新築時の壁の色なんじゃない』と言われて『あ、そうか』と思いました。

 スペースが広くないので壁に一杯につけており結果、日焼けしない部分が濃くなっているのでしょう。いや~新築の時はこんな色をしていたのですね。そら~壁の防水機能も落ちるよね--

 ちなみに、解体した物置の鉄板たち

 う~ん、汚い鉄板たち。一番手前は底板だったのですが土がたまり物置の役目を果たしていないよね。来週以降、粗大ごみに出さないといけないのですがいっぺんに出すと目立つので少しずつ処分していこうと思います。大物を処分できたのですっきりした気分です。

今回の外壁塗装仕様

 塗装剤:ファインSi(ターペン可溶2液形シリコン系:日本ペイント
3層塗り(1層;下地 2層/3層:ファインSi)

 新築時は吹き付けの2層でしたが今回はローラーの3層です。これだけでも新築時よりは長持ちすると期待したい。

フッ素は高額だけど高耐久性

 外壁塗装はほとんどが人件費。どの塗料を使うのかと塗る面積で大体決まります。今はシリコンが価格と耐久性の面から主流のようですが更に高耐久性の塗料としてフッ素があるらしいです。

 概略として
シリコン:10年程度
フッ素:15年程度

と言われていますがその分、お値段も高い。

 予算が許すならフッ素を使うのが良いのでしょうが冷静に考えると家全体のバランスも考えたほうが良いと思います。

 というのも、今回は外壁だけで屋根は特に手を入れません。洋瓦なので10年だとまだメンテする時期では無く足場を組んで全体を見ないと何ともいえませんが恐らく大丈夫と思われます。

 ですが、ずーっととノ-メンテで行ける訳でもなく新築から20年もすれば何らかの手当ては必要となってくると思われますがその時にはまた足場を組む事になるかもしれませんし、そのタイミングで次の外壁補修を行ったほうが効率的であります。

 そう考えると今回はシリコンで次のタイミングでは屋根のメンテと外壁を同時に行い外壁はフッ素を使うというのが効率的かなと考えております。

 実際、5年ほど前まではシリコンが『高耐久性だけど高価』と現在のフッ素の位置づけであったようです。

ご参考:外壁塗装で使うのはシリコン塗料ウレタン塗料どちらが良い?- 外壁塗装駆け込み寺

シリコン塗料は今現在の外壁塗装のスタンダード塗料です。耐候性(塗料の持ち)が良いということで以前から注目されていたのですが、価格が高いのがネックでした(今のフッ素塗料のような感じです)。しかし、5年前に比べて価格が非常に下がってきたので、今では最も人気がある塗料です。

 ということは10年後にはフッ素の値段が下がりスタンダードになるのではないかと期待しております。

 次の10年以上先のメンテを考えて自宅のメンテ費用を計画的に貯蓄していこうと思います。